航空講座「FLUGZEUG」

飛行機のおもしろ雑学/豆知識を紹介

飛行機の眺め方【羽田空港で時間を潰す方法】

今回は、このブログで一番書きたかった「羽田空港での遊び方」を紹介!!空港ファンなら誰もが今すぐ行きたい空港。その中でも国内最大級の羽田空港は、オススメスポットがいっぱいで、一日中楽しめます!そんな羽田空港で、どうやって遊ぶのか、を完全徹底解説!!

羽田空港の楽しみ方



 

なんで羽田で飛行機を見るの?

その理由は、ただ一つ。「発着回数の多さ」です。

日本では断トツに多い羽田空港の発着回数の多さは、1分半に一機が離着陸している、といわれるほどです。

旅客者数は、世界全体で見ても4位と異例の高さ。

そんな羽田空港だからこそ、より多くの機体を見て、写真撮って、管制聞いて,,。という充実した時間を過ごせるのです。

そういう意味でも、特に初心者の方ほどおすすめの空港、と言えますかね。

 

さらに、羽田空港はデートスポットとしてもおすすめ!

東京湾を見渡せる高い展望台に、さらに夜になると無数の光が幻想的に輝きます。ターミナル1つでも、飛行機を全然知らなくても半日、好きだったら丸一日は余裕で潰せるスポットです!さらに国内線・国際線といろいろな場所を巡るとなると、1日じゃ足りません!

ちなみに、昼は国際線ターミナル・夜は第2ターミナル展望デッキがおすすめです。

 

羽田に行く準備 <持ち物編>

基本的に手ぶらで行ける羽田空港だが、初めて行くならいろいろ持っていると便利なものがあります。

 

スマホ

書くまでもないかと思いますが、重要ですね。

ただ、事前に入れておくべきアプリが以下の3つ。

Flightradar24

飛行機がどこにいるのかリアルタイムに地図上で確認できます。 

LiveATC (有料)

管制官とパイロット間の無線通信をリアルタイムで聞くことができます。

ただ、本物の無線受信機を持っている方は不要。

AeroWeather

空港の気象状況を30分おきに確認することができる。航空業界で使われるデータなので、信頼性が高く、ランウェイチェンジなどの予測にも使える。

 

この3つのアプリについては詳しくはコチラ↓

 

無線受信機

これはもっていれば、持っていかない手はないですね。

しかし基本的には安くても数万円以上かかるので要相談です。

無線機に関しては、後々ブログでも取り上げます。

羽田グラウンドマップf:id:r-flugzeug:20170903232728j:image

 管制を聞く際に、TAXI-WAYの名前なども出てきますが、さすがに全て暗記してる人はなかなかいないと思うので、最初は持っていくのがおすすめ。

この写真は、「エアバンドデータブック2017」といって、イカロス出版の「航空無線ハンドブック2017」についてきた付録です。なので、全ての周波数がまとめられているので、便利です。無線受信機を持っている人は特に持っていくべきです。ネットで調べたら出てくるので、携帯で見る場合は省略可!

 

羽織る服や雨対策道具

意外と空港の展望台は、快適ではないのが現状。冬は超寒いし 夏は日差しがキツいです。のくせに、夕方になると風が寒い。

  という面倒臭い天候なので、体温調節できる服や、汗拭きタオル、さらに雨をしのぐための傘またはレインジャケットなどを持って行くのがおすすめ。

 

いつ羽田に行くのが良い?

行く日にちを決めるにあたってポイントになるのが、

  • 天候
  • 機体

などの要素があります。

 

天候

これは一番重要なポイントですが、目的によって大きく変わります。

 

まずは天気。

1.気軽に空港の雰囲気を楽しみたいなら「晴れ☀️」を狙うべき。優雅に空を飛ぶ飛行機がたくさん見れます。

2.逆に がっつり飛行機の醍醐味を堪能したいなら、「雨の日☔️」がおすすめ。雨風に煽られながらも、斜めを向きながら着陸する飛行機の様子を 応援できます笑

3.一方で 綺麗な飛行機写真を撮りたい! という方は、言うまでもなく「晴れの日☀️」が良いですね。ただ、雨上がりの空も澄んでいて 綺麗ですよ!

4. デートなどで空港の雰囲気を楽しみたい方は「晴れの日の夜🌙」がおすすめ!エレクトリカルパレード並みに大量のライトが2人を包んでくれます!

 

さらには 2. か 3. を選んだ方は、「風の向き」も決定要素として考えた方がいいかも! 風の向きによって、離着陸に使用する滑走路が変更されます。そのため、写真スポットや 飛行機の見えやすいスポットは 変わってきます。 見たい場所に飛行機が飛んで来てくれる風向きかどうか、事前にチェックしましょう。

 

機体

あなたが見たい! と思っている飛行機があるのならば、それが羽田に来る日にち/時間をリサーチしてから 出かけましょう。

例えば、有名な機体だと、ANAスターウォーズコラボ便などは、わざわざ見に行く方も多いです。飛行機に詳しくない人でも、スターウォーズ柄の飛行機は見て見たいですよね!!ANAのホームページを調べれば便名も分かります。

《R2D2 ANA JET》

運航予定路線は以下となりますが、運航路線はオペレーションの状況により日々変わる為、当日まで決定しません。
※以下は10月までの夏ダイヤになります。なお、運航路線・便は予告なく変更、または他の路線・便へ運航する場合があります。

羽田 ― フランクフルト(NH203便/NH204便)
羽田 ― フランクフルト(NH223便/NH224便)
羽田 ― サンフランシスコ(NH108便/NH107便)
羽田 ― シアトル(NH118便/NH117便)
羽田 ― ロスアンゼルス(NH126便/NH125便)

 

 このように、便名はすぐに分かるので、その便名をgoogleやFlightradar24に入れ込めば、出発時刻やゲートなどの詳細が決まっていれば見ることが出来ます。

 

曜日によって、羽田に来ない便などもあるので、事前にリサーチできれば完璧です!

 

展望台の選び方

羽田空港には第一から第三までの3つのターミナルがあり、それぞれが展望台を持っています。どのような時に、どの展望台に行けばいいのかを徹底解説します!

 

1. その日の使用滑走路を調べる

空港では、毎日同じ滑走路から離陸して着陸しているわけではありません。理由は2つあります。一つは、飛行機は必ず向かい風で離着陸しなければ危険であるため。もう一つは、都心上空などの飛行ルートは近隣住民の方に迷惑がかかってしまうため必要最低限にすることが求められているからです。

まず、以下のページの「早見表」から、3パターンのうちのどれかを見極めてください。

 

2. どの滑走路/ターミナルかを見るかを決める

【特定の飛行機を見たい場合】

その便が離陸なのか着陸なのか、南便なのか北便なのかという情報によって「早見表」を用いて、見るべき滑走路を選定します。南便北便などについては、詳しくは上のリンクページ(滑走路使い分けルール)を参考にしてください。

また、その滑走路の場合、どのターミナルへ向かえばいいのかは、以下の表を参考にしてください!

  離陸 着陸
34R 2タミ 2タミ
34L 1タミ 1タミ
16R 1タミ 1タミ
16L 2タミ 2タミ
05 2タミ -
04 - -
22 CITY(*) 1タミ
23 - 2タミ

※CITY...22からの離陸のみは、「HANEDA INNOVATION CITY」の屋上にある足湯がおすすめです。真上を大迫力で離陸していきます。22からの離陸便が目当てだった場合はラッキーですね!!

※「34L」とかの滑走路番号がわからないよーって人は、下のページから要チェック!

 

 

 

【特に決まってないけどただただ飛行機を見たい場合】

それぞれの運用方法の場合毎に、おすすめの滑走路を説明しようと思います。

 

●パターン1:南風・従来経路

▶︎▶︎▶︎第1ターミナルがおすすめ。比較的便数の多い「南便」が、16R離陸・22着陸なので、16Rでの離陸をメインの目的として、第1ターミナルが(もしくは第3ターミナルも)おすすめ!

 

●パターン2:南風・新経路

▶︎▶︎▶︎第二ターミナルがおすすめ。比較的便数の多い南便が、第二ターミナル目の前の16Lに着陸してきます!着陸便の方が迫力があるし、前側からかっこいい姿が見れるし、個人的には好きなので、嬉しい運用方法!

 

●パターン3:北風経路

▶︎▶︎▶︎第1ターミナルがおすすめ!同じく便数のおおい南便は今度は34Lに着陸してきます!なので、第1ターミナルから見ると沢山の着陸が見れます!ちなみに、飛行機の数っていうよりも、離陸も着陸も両方みたい事を優先するならば、第二ターミナルもおすすめです!北風の時は、どこのターミナルに行っても楽しめるのがいいですねー!

 

 

飛行機の眺め方

1. Flightradar24を開く

Flightradar24の下のタブ「フィルタ」から空港欄に「RJTT」を入力して、羽田への離着陸機だけを表示させる。この時着陸機だけを見たいなら、そこで設定できます。

2. LiveATCを開く

LiveATCを開き、「Nearby」>>「RJTT」>>「RJTT Twr/TCA」を選択。これで、羽田に離着陸する機体の離着陸許可を傍受することができます。

※傍受した音声をネットなどに上げることは違法なので注意が必要です。

この無線を聴いていると「cleared to land」や「cleared for takeoff」など聞き覚えのある文章が聞こえてきます。例えば、「All Nippon 345, runway 34R, cleared to land, wind 330 at 4」などと聞こえます。これは「ANAの345便は、滑走路34Rに着陸していいよ」という管制許可です。また、風に関しては「330(北西)の方向から4knotsの風が吹いているよ」という助言が与えられています。これが聞こえたら、着陸侵入してくる方向の空を見上げましょう!ちっちゃい点くらいの大きさに見える飛行機がどんどん近づいてきて着陸するでしょう!

 

風の方角数字がわからない人はコチラ!

滑走路の番号と同じように、風も風上の方角が360の数字を用いて表されます。

 

 

3. 離着陸を眺める

離陸着陸する飛行機を眺めたり、Flightradar24でその機体情報・目的地出発地の情報などを確認して、乗っている人を想像してみたり、ゆったりと眺めているだけで楽しいです!

 

4. Flightradar24でおすすめの機材を探す

しばらく眺め終わったら、Flightradar24のメイン地図画面から、羽田空港のピンを選択し下のタブから「到着/出発」を選んでみると、羽田に発着する便の一覧が見られます。ここから、お気に入りの機材や航空会社を選んでみて、その滑走路やターミナルの方向へ移動してみて待ち伏せしてみたら、もっとテンションが上がるでしょう!

 

【おすすめ機材・航空会社】

大きな機種が好きならば

・B747

・A380

・A350

・B777-300

などがおすすめ。

B777-300やA350は毎日見られますが、B747やA380は羽田ではレア機材になります。

 

かっこいい航空会社

機体のデザインがかっこいい、と思う航空会社は人にもよりますが

・British Airways

・Lufthansa

・Etihad

・エアフォースワン(アメリカ政府専用機)

などですかねー

 

まとめ

羽田空港は、ちょっと知識があるだけでこんなにも楽しい遊び場所になります。ぜひ羽田空港で時間ができた時はこのようにいろいろなアプリを駆使して、たくさん楽しんでみてください!

関連記事

 

このサイトについて       プライバシーポリシー       お問い合わせ

©2017-2022 航空講座「FLUGZEUG」 All rights reserved