航空講座「FLUGZEUG」

飛行機のおもしろ雑学/豆知識を紹介

【まとめ】航空単位一覧

今まで紹介して来た単位も含めて新しいのまでまとめておきたいと思います。それぞれ関連記事もつけておきました。

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高度の単位

フィート(ft)

高度の基本単位ですね。

1ft = 0.3048m

参考⇒フィートとは

フライトレベル(FL)

14000ft以上飛行機時にQNEによって測定される高度の単位です。

FL100 = 3048m 

参考⇒フライトレベルとは

速度の単位

ノット(knots)

1 knot = 0.514 m/s 
1 knot = 1.852 km/h 

 参考⇒ノットとは

距離の単位

海里(NM)

多くの人が、NMをナノメートルとか読んじゃいます。本当は、ノーティカルマイルの略です。

1NM = 1852m

気がつきましたか?1852という数字。ノットと同じなんです。つまり、1時間に1NM進む速さを1knotと言います。

しかし、NMは マイルを基準にしているにもかかわらず、1NM ≠ 1mile です。通常のマイルは、区別されて「陸マイル」と呼ばれることもあります。陸マイルは、

1mile = 1609m

このように250mも差が生じるので注意しましょう。

 

重量の単位

ポンド(lb)

航空機の燃料の重さは全てポンドで計算されます。車のガソリンなどは、リットルで数えますよね?リットルは容積の単位なのに対し、ポンドは重さの単位です。なぜでしょうか?それは、外気温によって、燃料は膨張縮小してしまうので、体積はあてにならないのです。上空のマイナス50℃ほどの過酷な環境を飛行する飛行機は、燃料の体積は変化が激しいです。または、燃料を積む場所の気温が高い場合、同じ体積を積んでも、実際よりも少ない量しか入らず、ガス欠になる可能性だってあります。そのため、燃料はポンドで測られます。

1lb = 0.454kg

ところで、ポンドの記号がIbなのに気がつきましたか?これは、メソポタミア文明の頃に、リブラという秤を使って、ポンドという単位で、重さを測っていた名残が、英語に伝わったのです。このリブラのスペルから、記号がlbとなりました。

 

 

容積の単位

ガロン(gal)

一方で、航空機の燃料の重さをそれでも容積で表さなければいけないことはあります。飛行機のの部分に燃料を積むわけですから、容積は限られてますから、搭載最大燃料量などは、容積で決まります。その単位がガロン。リットルは使わないんです。

1gal = 3.8L

 

圧力の単位

インチ(inHg)

水銀柱インチとも言います。QNEで使用する国際標準大気は29.92inHg(=1013.2hPa)なのを覚えておきましょう。

参考⇒QNEとは

1inHg = 3386.38Pa = 33.8638hPa

ピーエスアイ(psi)

1psi = 1Ib/in^2

これが定義となっています。インチ平方あたり1ポンド力が加わると、1psiになります。

1psi = 6894.757Pa

 

まとめ

随時加えていこうと思うので、宜しくお願いします。

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